お知らせ詳細

緊急事態宣言が続く中、思い切って銀座に出向きました。
お目当ては
第32回書燈社新春展
2021 / 1/ 19(火)~24(日) まで開催されていて最終日に伺いました。
紙パルプ会館5階のエレベーターの扉が開いた瞬間、鮮やかな看板が目に飛び込んできました。

そして、会場の中は、会員の方々の色とりどりな小作品と、選抜された四人の方の大作が並んでいます。

<小作品コーナー>


額装も凝ってます。
書燈社は昭和21年に「現代の書」の普及・育成を目的として青木香流先生により察設立された書道団体です。
その後、会を牽引されている船本芳雲先生が、自詠の詩文を書くことを推奨されているので、多くの方が自作の言葉で作品を作られているのが印象的です。
これら自作の詩文集はもう何冊も出版され、著作権は放棄しているので誰でも自由に使えるそうです。
<四人展のコーナー>
そして、大きな壁面をとって 無鑑査による ”四人展”
こちらは、毎日書道展の会員になってから数年という中堅の方の中から毎年4人が選抜され、大きな壁面を使って自由に自分の書を表現する
というものだそうです。


与えられた壁面を、
一作品で表現された方、
縦書き・横書きの詩文書を書かれた方、
異なる書体のもので構成された方
形は様々ですが、四人の方の、会を背負う強い思いがそこからは感じられました。
会場にいらした 船本芳雲先生が、
『とにかく展覧会はやらなければダメ、たとえ沢山のお客様にみてもらえないとしても止まってしまってはダメ、こういう時こそ書としっかり向き合い鍛錬をする時です』
と力強くおっしゃっていたお言葉が
最初の明るい看板であったり、
会員のみなさんの頑張って作品を発表するという意気込みからも感じられ、
新春展にふさわしい、とても見ごたえのある展覧会でした。
もし、 四人展の方のように大きなスペースを与えられたら、自分ならどんな作品をだすのかな? 妄想するだけでもいい勉強になります!!
皆さんならどんな風に自己表現されますか?