お知らせ詳細

書道玄海社では、幼稚園児から高校生まで多くの学生さんが 「げんかい」で書道を学んでいます。
教室に入会すると、まずは10級からスタートし、毎月提出する競書で上位の成績で◎または⦿、賞がつくと、9級・8級・・優級と昇級していきます。そして、初段から二段・三段とあがるのには、春と秋に行われる昇格試験を受けなければなりません。
今回は、令和2年の秋季試験で見事に頂点の六段に上位で合格されたお二人に、喜びの声を伺いました。
【新六段 秋川支部 M・Yさん 中学3年 書学年数4年6カ月 指導者:加藤双瑛】
<喜びの声>
私は小学5年生の夏から書道を習い始めました。もともと漢字を書くことが得意で、字を書くことが好きでした。書道と硬筆を習い始めて、先生のご指導の下真剣に取り組むと、しっかりとした綺麗な字を書くことができるようになりました。すると私の書く字を誉めていただける事が増え、自然とモチベーションも上がりました。
書道を習い始めたころは楷書でしたが、学年が上がるにつれて行書にも挑戦できるようになりました。今回六段に昇格でき、とても達成感を感じています。これからは、楷書と行書だけでなく、多方面に挑戦できると思うととても楽しみです。

<指導の先生から>
M・Yさんは入会が5年生からと、他の子よりは少し遅めの出発でした。しかし、早く追いつきたいと人一倍努力され、とうとう六段になりました。誌上展、伊勢神宮、かきぞめ等も納得いくまで書きますので、いつも良い成績です。
最近は、新しく入ってきた子ども達に声をかけたり面倒をみたりしてくれますので、成長したなあと感心しています。
次は一般部への挑戦です。ますます頑張ってほしいと念じています。
【新六段 硯友支部T・Oさん 中学2年 書学年数6年9カ月 指導者:中川雨邨】
<喜びの声>
私は小学2年生の春から書道を習い始めました。筆で文字を書くのはその時が初めてでしたが、先生のご指導のもと上達することができました。
毎月の玄海誌を見て進級したり、昇段試験に合格するととても嬉しく、もっと頑張ろうという気持ちになり、より書道を好きになっていきました。
習い始めた頃よりも、書道に取り組める時間は減ってしまいましたが、集中して取り組み、充実した時間を過ごせています。
目標だった六段に昇段でき、達成感と同時に自分でもとても驚いています。
これからもより努力して、一般部に編入して続けていきたいです。

<指導の先生から>
T・Oさんは平成18年に小学2年生のとき入会し、多い月は5~6日教室に通い技術を身に付けてきました。
私立の中学に入学してからは、部活と両立のため来室回数は月4日になりましたが、真面目にコツコツと努力を重ね、今回、晴れて六段の頂点に達しました。
今後は一般部に編入したいという意欲もあり、将来を有望視している生徒さんです。
今後も私はT・Oさんが更に精進できるよう、指導していきます。
《昇格試験にあたって》
昇格試験の課題は、基本の点画や字の構成がきちんとできているかどうかという点を評価しますが、例年画数が多い字が含まれたり、また相互に干渉する字が並んでいる場合が多くみられます。今回も”築”と”建”が画数が多く、互いに干渉する配置となっています。
代表される二例は、長い間鍛錬された成果が表れており、基本の点画がしっかりしているだけでなく、難しい字の間の干渉も上手に回避され、美しく力強い字の構成と配置になっています。
おめでとうございます。