お知らせ詳細

2020年はこれまで考えたこともなかった一年となりました。
新型コロナ感染の影響で、春~夏にかけての書道展は軒並み延期か中止、
書道玄海社が参加している 東方書展・毎日書道展、
そして玄海社選抜展も翌年に延期。
やっと7月にはいって、銀座などのギャラリーでの社中展はどうにか開催されました。
いくつかに足を運びましたが、
その中で、特に心に残った展覧会が
2020年7月21日(火)〜26日(日)
銀座 セントラルミュージアム で 開催された
第38回 日本詩文書作家協会書展 -詩歌と書の世界ー
ここに出品されていた こちらの2作品
右が 中野北溟先生 1923年生まれ
左が 大井錦亭先生 1927年生まれ *
もうすぐ一世紀を 生きてこられている先生方が、現役で、しかもこんなにエネルギッシュな作品を書いていらっしゃる!!
ほんとに生涯現役 今も青春 素晴らしいです。
中野北溟先生は北海道在住でいらっしゃいますが、玄海社の選抜展や有秀会展にもわざわざお見えくださり、本当に頭が下がります。
そして、
東京都美術館で
2020年11月18日(水)〜2021年1月7日(木)開催されている
上野アーティストプロジェクト2020
読む、味わう現代の書
に11点の作品を出品されていますので、是非ご覧くださいませ。
ほんとに日本の書道会を牽引されてきた大書家でいらっしゃいますが、その作品には気負いや威圧感はなく、とても現代的でチャーミング。
お人柄でしょうか。
これからの状況はなかなか予断を許さないものがあります。
確かに展覧会は作家にとっての一つのモチベーションになりますが、展覧会ができない状況でも、作品を生み出す情熱はいつでも持ち続けていきたいと思います。
*大井錦亭先生は2020年12月22日 93歳でお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。(2021年1月11日 追記)