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2005年10月、毎日新聞社・毎日書道会・ウクライナ共和国共催で「現代日本の書 代表作家展」が、8日~30日までウクライナ共和国の首都・キエフ市内の国立美術館で開催されました。
出品者は毎日書道会に属する121名が選ばれ、ウクライナ共和国に作品が寄贈されることになりました。書道玄海社からも16名が参加し、開幕式とそれに先立つ記者会見、席上揮毫に臨みました。
三上栖蘭会長は漢字部の代表に選ばれ、席上揮毫を依頼されると共に現地のニュースキャスターへの書き方指導も行いました。
三上先生が出品された作品は、白地にブルーの刷毛目が入った美麗な紙に行草で室町時代の臨済宗僧侶・希世霊彦(きせいれいげん)の漢詩を書かれたものです。

4~5台のテレビカメラが注目する中、2x6の画箋紙に甲骨文字で「壺矢樂賓友 尊貞傳子孫」(一部推定)と書かれました。その意味は「大切な友と壺に矢を入れて楽しみ、貞(心を正しくもって迷わないこと)を尊び、これを子孫に伝える」となりましょうか。

北村正任毎日新聞社社長、ウクライナ美術館館長アナトーリ・メリニック氏、駐ウクライナ特命全権大使天江氏らの挨拶、テープカットと続く開幕式の後、市庁舎での祝賀会に参加しました。小さな園児から小学・中学生くらいまでの子供たちが大勢でロシアの民族舞踊などで一糸乱れぬ可愛らしいダンスを披露してくれました。