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書道玄海社 お宝作品集
2021.01.17

2004年・日中女流書道家代表作品展への想い

2004年10月12日~17日、毎日書道会主催の「日中女流書道家代表作品展」が、北京・中国美術館で開催されました。

出品者は日本側200人、中国側17名。女性書家だけの初めての大規模な交流展でした。書道玄海社からも11名の訪中団を組み、中国美術館での開幕式、同美術館での日中女流書道家の作品を鑑賞するとともに、釣魚台国賓館(迎賓館)庭園での席上揮毫にも参加しました(下図、作品前にて毎日新聞社齊藤社長と、会場で林先生とのスナップ)。

三上栖蘭会長の作品は江戸時代・日本の漢詩人・山梨稲川(やまなしとうせん)による「返照」という漢詩。敢えて本場の中国で、甲骨文を用いて書しました。楷書の筆線で鍛えた直線の表現に自信のほどが伺えます。釣魚台中庭での揮毫では、「徳又隣」(徳は孤ならず必ず隣あり)、「高明」(学識に優れていること。また、そのさま)の2作品を甲骨文字で書かれました。直線の厳しさを大胆にそして意のままに筆意にのせ、甲骨文字の特徴を力強く 表現して見せました。

またトンパ文字発祥の地麗江を訪れ、実際にこの文字を書かれる老先生(90歳)の鮮やかな筆さばきを楽しみました。

加藤 双涛
娘とカミさんに手をひかれて書道参り、なんと40年。
古文字に魅せられて、絵のような書に迷っています。

書道玄海社常任理事・審査会員|毎日書道会審査会員|東方書道院同人|現代書作家協会臨書部審査員|書道玄海社秋川支部長|双胤会主宰|SOTO書道会主宰|文字文化検定委員