お知らせ詳細

HOME > お知らせ一覧 > お知らせ詳細
展覧会レポート
2021.11.10

第64回玄海展誌上展特集(2)

第64回玄海全国書道展はコロナ感染拡大の影響もあり、展覧会場ではなく玄海誌上展による開催となりました。

作品のサイズも例年の玄海展とは異なり

 A:審査会員 および B:委嘱・無鑑査は 全紙一枚又は半切二枚
 C:一般公募(段位者以上) 半切一枚
 D: 一般公募( 級位者および新規出品者) 半紙一枚

での募集となりました。

第64回玄海展誌上展特集(2)として
玄海誌857号<2021-9月号>及び 玄海誌858号<2021-10月号>に掲載された 中から
B:  第1科<委嘱・無鑑査>
  委嘱の最高賞 俊逸第1席
  無鑑査の最高賞 秀逸第1席

C:  第2科<一般・条幅>の最高賞
  会長賞

を受賞された方々の作品と受賞者喜びの声をご紹介いたします。

  
 



【峰 加翠】

「 俊逸第1席 」を頂いて

 第64回玄海全国書道展誌上展におきまして、俊逸第1席をいただきましたこと大変光栄に存じます。
 三上栖蘭先生の日頃よりの御指導と、加藤双涛先生そして審査に当たられました先生方に深く感謝申し上げます。ありがとうございました。
 9月号の玄海誌の紙面にて賞を頂いたことを知りましたが、正に驚きでした。
 紙と墨の白と黒が織り成す書の世界の機微に、いつも感銘を受けます。が、我が身に置き換えると現実は厳しい。今回の書道展の規定となった半切2枚にどのように書したら良いか、提出期限が迫るにつれ思案投げ首状態に。
 自分の作品を改めて見ますと、反省点が多々あります。ただ、気づきがあれば一歩前進と捉え、今後の課題に繋げてゆきたいと思います。
 最後になりましたが、この厳しいコロナ禍において先生方の御尽力に感謝いたしますと共、玄海社の御発展と皆様の御健康をお祈り申し上げます。

【加藤双瑛】

「秀逸第1席」を頂いて

 この度、第64回玄海書道展誌上展におきまして思いもかけず 「秀逸第1席」 という賞を頂くことができ、驚きと共に感謝の気持ちでいっぱいです。これも三上先生を始め審査に当たられた諸先生方の御厚情の賜と心より御礼申し上げます。
 コロナの影響で今年も 玄海展は無理かなと思っていましたら 誌上展という形での開催となり、全紙というサイズも私には初めての経験でした。
 今回は、李白の「上皇西巡南京歌二首」56文字を5行に書く挑戦をしてみました。なかなか行間をとるのが難しく何とかまとまりかけた時、膝を痛めてしまいしばらく書くことができませんでした。締切1週間前頃から、膝の腫れが引いてきましたので又悪くならないよう祈る様な気持ちで何とか仕上げました。充分練習しきったとはいえず、出品できただけでも良かったと思っていましたが、大きなご褒美を頂くことができ、諦めずに書き続けなさいと背中を押されている気持です。
 最後に、いつも励まして下さる書友の皆様ありがとうございました。これからもよろしく御指導お願い致します。

【上原琉月】

「会長賞」を戴いて

 第64回玄海全国書道展一般公募におきまして会長賞を賜り感謝に堪えません。
 これも偏に、今は亡き師匠豊平峰雲先生のご指導と、伝統ある玄海社主宰三上栖蘭先生、又諸先生方のお陰と厚くお礼を申し上げます。
 2年に渡るコロナ禍の中で生活をふり回され、書に向き合う意欲も失われりますが、諸先輩方の力強い作品を拝見して少しでも近づけたらという思いに駆られました。
 今回は、漢詩20文字を1行10文字に配置し、文字の大小・潤渇、1行目と2行目の量感のバランスに気をつけて書きましたが「楽しく書く」という心境にはまだまだ遠く、一層の努力をと感じました。
 今後とも、三上先生、諸先生方のご指導よろしくお願い致します。

受賞された皆様、おめでとうございました!!