お知らせ詳細

HOME > お知らせ一覧 > お知らせ詳細
展覧会レポート
2021.04.28

安里峰泉(牧子)初個展に思いを寄せて

書道玄海社幹事 安里峰泉(牧子)の初個展 『書に魅せられて』が、沖縄県浦添市美術館にて 2021年2月10日[水]〜14日[日]
まで開催されました。

玄海誌に寄せられたご本人の手記と主な作品を紹介させていただきます。

初個展に思いを寄せて  安里峰泉(牧子)≫

 この度、初の個展を浦添市美術館にて開催いたしました。
 会場の浦添市美術館は高円宮邸や世田谷美術館等を手がけた内井昭蔵氏の設計で、古都の趣を醸し出した建築です。会場の入り口には三上栖蘭会長より贈られた立派な胡蝶蘭の花で華を添えていただきました。

 会場は4箇所に繋がっておりエントランスの突き当たりは半円形の講堂でその場所に「書には必ず神・気・骨・肉・血あり」の蘇東坡の書論を一点一点独立した作品で書体、墨、紙変え表現し展示しました。


 通路側の壁面には張弼の千字文臨書とエジプトのお土産に 頂いたパピルスに「いろは」の作品を質感などを感じていただけるよう額に入れずに展示をしました。このパピルスは多くの方から注目され、 初めてご覧になられる方々からたくさんの質問が寄せられました。
 通路を通って3箇所の部屋にわかれ一番メインとなる大部屋の壁面に六朝体で蘇東坡の前赤壁賦を、対面の壁面に後赤壁賦を赤色紙で草書体と対比して展示をし ました。また、30年前の楷書の作と比較してみていただきました。
 会場が大変大きくその壁面にマッチするような大字書と近代詩文書(漢字とかなの調和体)等を展示し変化をつけました。

 沖縄県もコロナ禍の緊急宣言が出されており、展示をする事にはギリギリまで悩みながら思い切っての判断でした。入館者は約600名で、遠くは石垣島からも友達が来てくれて、大変ありがたく無事終了することができました。

 玄海社との関わりは、私が小学3年生の頃、我が家を提供し、近所の定歳静山先生をお招きし周りの小学生を集め『げんかい』で勉強したのが書のきっかけです。
 当時吉田栖堂先生が石垣までお越しになられた時、母が先生にお会いし先生の字に惚れ込み、その縁と母の強い勧めのおかげで現在に至り「書」の世界に益々魅せられています。

 今後も巾広く活動を続けていきたいと思います。